診療情報管理士

カルテの整理と管理をする人

診療情報管理士というのは、もともとは診療記管理士という名前で始まった民間の資格であり、1996年に現在の名称に変更されます。
医療機関内でのカルテの保管から、病名コーディング、在所確認や破棄まで、カルテの保存と活用、そして管理を行ないます。

患者が来院した際は、その患者が過去にどのような診察を受けたかを、医者が把握するためにも重要です。
カルテを整理することによって、診療内容や処方内容を見やすく探しやすくして、新規診療をスムーズに正確に行なうのにも役立つのです。

大きな仕事としてカルテのデータベース化があります。
カルテ情報をコーディングに沿って登録し、必要に応じて医師がカルテを参照できるようにします。
最近はデジタル化してデータベース化しているような病院もありますので、そのような所では登録作業を行ないます。

しかしデジタル化が進んでいないような病院では、紙のカルテを使っていますので、カルテの書類を分類し保管します。
さらにはがん登録と呼ばれる、カルテを読みがんの種類を分類し、登録する作業も行ないます。

医師が作成したカルテが正しいか、医学用語が正しいか、記入漏れがないかもチェックします。
間違いがあれば担当医師に報告して修正を求めますので、時には医師と対話することもあります。
医療事務と似たような仕事ではありますが、専門的な医療知識を身につけて仕事をしますので、事務以上の仕事をすることもあります。

仕事をするには必須の資格はない

診療情報管理士になるには、医療機関内でカルテの整理や入力が出来れば仕事は勤まります。
ただ医療機関では、資格を取得している人を採用することが多く、資格があれば、診療情報管理士の仕事をするために、知識を有していると証明できます。
診療情報管理士は、日本病院会と医療研修推進財団が資格を発行し認定しているので、まずは取得を目指すと良いです。

資格を得るなら、日本病院会の指定校の所定の過程を修了するか、必須科目の担任を取得することにより、資格試験のための受験資格が得られます。
通信講座でも受験資格を得ることができ、こちらの場合は2年制の通信講座を受講します。
そして試験では、基礎分野に専門分野、分類法の各試験を受験して合格すると資格を得られます。

ただ診療情報管理士の資格を持っていなくても、医療機関でデータ管理業務を行なうこともできます。
ある程度のデータ管理や情報処理能力は必要ですが、医療知識がなくてもカルテ管理やデータ登録作業などが行え、専門用語も覚えられます。
まずはこのようにして実務を行ない経験を積んでいきながら、通信講座で学び受験を目指し、資格を取得するという方法もあります。

病棟クラーク

医師や看護師をサポート

医療現場で医師や看護師をサポートするのが病棟クラークであり、入院設備のような大きな病院には、病棟ごとに数人のクラークが配置されているのが普通です。
医療関係者が患者のケアに専念できるようにサポートするのが仕事であり、書類の受け取りや病室の手配、ベッドの備品用意など、医師や看護師がスムーズに治療を行えるように、雑用をしていきます。

病院によっては、簡単な問診票への記入、診療器具の準備などのように、看護助手に近いような仕事をする場合もあります。
病棟クラークがいることによって、医療関係者は治療に専念でき、仕事の効率が上がるのです。

医療事務も似ている仕事ではありますが、こちらは事務関係のみの仕事をしますので、明細書や会計窓口などの業務がメインです。
それ以上の範囲で医療関係者をサポートするのが、病棟クラークとなります。
病院内で働く人を様々な面から橋渡しして、より医療現場に近い立場で仕事をします。
それは時には医療事務と連携し、他院への紹介状を作成したり、退院の伝票作成を行なうようなこともあります。

医療関係の知識は必要

病棟クラークになるには、これといった資格は必要ありません。
学歴や年齢に関係なく仕事をすることができ、募集している病院に応募して採用されると仕事スタートです。
医療関係の学校を卒業しているという必要もありません。

ただ仕事をするとなると、カルテや医療器具を使いますので、多少の医療関係の知識は必要となり、そのような知識や事務系のスキルを身につけて、仕事を目指す人が多いです。
やはり資格も学歴も関係ないとは言いますが、未経験で知識がなく仕事をするのは、ほとんど無理に近いでしょう。

もちろん募集している病院では、採用試験や面接は行なわれます。
経歴や志望動機などの書類を作り、それによって面接と選考が行なわれます。
また病院ではなく、医療関係の派遣会社に登録し、派遣社員として働くという道もあります。

病棟クラークを目指すなら、医療関係の勉強はするべきです。
民間企業が行なっている医療事務講座を受けたり、通信講座で学ぶなどの方法があります。
病棟クラークを目指す人のための専門学校もありますので、どのような方法で勉強していくかは、まずは考えて決めると良いです。

講座ではレセプトの書き方や作成方法、健康保険制度についてなどを学べますので、より実践的な知識と技術が身についていきます。
カルテやレセプトを取り扱うには、パソコンでの作成をしますので、パソコン操作のスキルも身につきます。
このような知識を仕事の前に身につけておくと、実際に働くと仕事を覚えやすく、業務もしやすいです。
そうして知識を身につけた後に、病棟クラークとして採用されると仕事をスタートします。

治験コーディネーター

治験をスムーズに進める調整役

治験コーディネーターは、治験をコーディネートする人という意味になります。
治験は製薬会社が開発した新薬を、実際に人によって試してみて、副作用や害がないか確かめるために重要です。
もちろん治験を行なう前には、十分に動物実験を行ない、安全性は確認します。
そのような中で、治験に関わる製薬会社や被験者などを結び、スムーズに治験が進むように調節を行なうのが仕事です。

新薬が開発されるまでには、多くのコストと時間がかかります。
基礎研究から始め、動物実験などを行ない、最後に治験の臨床試験です。
ここで被験者が実際に新薬を使い投与し、安全性はあるか害はないか、そして開発目的通りの効果が出ているかを見ます。
安全かどうかももちろん重要ですが、期待通りの効果があるかどうかも特に重要です。

治験コーディネーターの仕事内容は、治験開始前と開始後と2つに別れます。

・治験準備
まずは製薬会社などの勉強会に参加し、治験内容を理解します。
治験に関する資料を作成し、ミーティングを開いて医師や医療関係者に治験の説明を行ないます。

・患者へ説明
治験基準を満たした患者に、内容を説明し、同意を得ます。
必ず治験を行なう前には、患者は同意しないと参加できません。

・治験開始
治験開始後は、患者へ状況や治験薬について、検査や診察への同席、協力費の支払いなどを対応します。

また、報告書をチェックしたり、薬剤師や看護師など、治験に参加するスタッフとの調節も重要な仕事です。

医療関係資格があると仕事では有利

治験コーディネーターになるには、特別な資格は必要ありません。
働く場合は、医療機関に直接雇用されるケースと、治験実施機関に所属して医療機関に派遣されるケースがあります。
前者の場合は、看護士や薬剤師など医療機関に所属している方が、異動でコーディネーターになる事がほとんどであり、医療機関関係者でないなら後者の道を選ぶのが一番です。

コーディネーターになるには、特別な資格は必要ありませんが、看護士資格取得者がなることが多く、看護士資格を取得すると良いでしょう。
また薬剤師も薬剤の知識が豊富なので、治験コーディネーターに向いています。
最近は治験実施数が多くなってきているので、対応するスタッフが不足気味であり、未経験者や新卒での募集も増えています。

薬学部出身で薬剤師資格取得者が特に歓迎されることが多いですが、未経験でこの業界に入ると、多くのことを覚えないとならないので大変です。
そのために、未経験者が入社すると、研修が何度か行なわれることが多いです。
仕事では薬剤などの知識ももちろん求められますが、スタッフや患者との調節を行なうので、コミュニケーション能力も必要です。

登録販売者

薬事法改正で誕生した資格

登録販売者は、ドラッグストアや薬局で特定の医薬品を販売することが出来る資格です。
この資格は2009年に薬事法改正によって誕生した比較的新しいものですが、広く認知されている資格でもあります。
それは、この資格が薬剤師などに代わり、特定の薬を販売する事が出来、収入もそれなりに良いということがあります。

風邪薬や鎮痛剤などの一般用医薬品は薬剤師でないと販売できないとなっていましたが、薬事法改正によって、登録販売者も一部の医薬品を販売出来るようになりました。
そしてドラッグストアや薬局で働き販売する事が出来、またインターネット販売をする場合にも、薬剤師か登録販売者を配置しないとなりません。

登録販売者の販売できる医薬品は、第2種と第3種の医薬品にのみ限られ、第1種の医薬品は薬剤師しか販売できません。
働く場合は、医薬品を扱っているドラッグストアや薬局の他に、最近はスーパーやコンビニ、家電量販店などでも医薬品を扱いますので、そのような場所でも働けます。
今後も需要は広がり販売先は広がることが予想されるので、さらに仕事先は増える可能性は高いです。

公的資格を得れば仕事が可能

登録販売者として働くには、無資格では働けず、試験に合格して資格を得る必要があります。
ただ国家資格でなく、都道府県が実施している公的資格となります。
試験を受ける場合は、年齢や学歴に関係なく受験でき、受験するには制限はありません。
ただ仕事をするとなると、未経験なら店舗で薬剤師か2年以上実務経験のある登録販売者の下で、2年以上仕事をしないとなりません。
2年間の業務を終えると、その後はどこででも募集しているところで働けます。

試験は各都道府県で1年に1回または2回行なわれます。
試験内容は各都道府県で違いますが、難易度に差が出ないように厚生労働省のガイドラインを元に作成されます。
試験では、医薬品の特性や基本知識、人体の働き、医薬品の作用、薬事法関連、医薬品の適用範囲や安全について出題されます。
そうして試験に合格すると、登録販売者の資格が得られて仕事が可能となります。

試験勉強を行なうには、独学でもテキストなどを使用して学ぶことは出来ますが、通信講座を開設しているようなスクールもありますので、講座を受けて学ぶ方法もあります。
試験の合格率は、都道府県によって若干違い、たとえば東京だと例年で40%ほど、大阪だと例年で56%ほどとなります。
特別難しい試験というわけでもないですが、簡単ということもないので、しっかりと学んで受験しないとなりません。
もしもその年の開催された試験に不合格となれば、次回の試験を受けて合格を目指すこととなるでしょう。

柔道整復師

ねんざや打撲などを施術する人

柔道整復師は、もともと柔道の中で試合などで怪我をした人を、師範や師匠が手当てをしていたのが始まりです。
ねんざや打撲、骨折などの怪我をした人を施術する専門化であり、手術や薬などを使わないで施術を行ないます。
このために東洋医学の考え方に近い部分も多いです。

骨の状態などを正常にすることにより、その後は人間の自然治癒力を使い、怪我や傷の状態を改善していきます。
回復を早めてサポートするために、ギプスやテーピング、包帯などを使用することはありますが、抗生物質などの薬は使いません。
また骨の状態を正常にするばかりでなく、マッサージや温熱療法によって、自然治癒力を手助けします。
怪我や傷の状態が回復するまでには、患者の日常生活についてアドバイスすることも仕事の1つです。
手術を行なわず、薬もほとんど使いませんので、自然に怪我などを治したいと言う人が訪れることも多いです。

柔道整復師になる方法

仕事をするとなると、マッサージを行なったり、患部に触れて触診したり、さらには施術は立ったまま行なうので、体力や力の要求される仕事です。
また症状を患者に説明したり、生活のアドバイスも行ないますので、コミュニケーション能力も求められます。

柔道整復師は、そのままでは仕事は行えず、国家試験を取得しないと仕事は出来ません。
3年制の柔道整復師のための専門学校や短大、または4年制の大学を卒業すると受験資格を得られ、柔道整復師に関する問題が試験では出されます。
リハビリや整形などに関しての他に、解剖学なども知識として必要であり、受験のためには勉強しなければなりません。
試験の合格率は例年で65%ほどになりますので、それほど難しい試験ではなく、勉強すれば合格できるレベルです。
そうして無事に試験に合格すると、資格を得られ、柔道整復師として仕事が可能になります。

ただ初めて仕事をするような人は、どこかの整復師をしている人のお店で、雇われて働くような場合が多く、その中で技術や知識を磨いて高めていきます。
そうして技術や知識が身についていくと、やがて独立してお店を開業することも可能です。
やはり収入としては雇われている時よりも、独立した方が多くなることが多いです。

最近はスポーツトレーナーとして、スポーツ選手のトレーニング指導やコンディション指導をするような方もおり、狭き門ですが、このような道もあります。
さらにはケアマネジャーの資格を取得して、介護現場で働くような方もおり、進む道は比較的広く選択肢が多いです。
今後は日本は高齢化になっていきますので、柔道整復師としてのニーズは高まっていくことは間違いなく、将来有望な仕事であると言えます。

オプトメトリスト

視力保護をする人

オプトメリストは、オプトメリーという分野の知識を元にして仕事を行ないます。
人は周りの情報を目に映ったものから得ており、文字や記号、物体のサイズや距離などがあります。
これらは、目の中に入ってくる光の屈折を調節し、さらには両方の目に入る情報は1つに合わせて整理する、などのことをしています。

目自体も健康でないと情報を得ることは出来ず、視力もないと物を見ることは出来ません。
物がぼやけて見えたり、二重に見える、目が疲れやすいなどのことがある場合は、原因を探り適切な処置を行なうことは、目の機能や健康についての科学的知識が必要となります。
そのような目に関する知識をあらゆる面から研究するのが、オプトメトリーという学問です。

オプトメトリストとは視力保護のスペシャリストであり、オプトメトリーでの知識を活かして、目の機能を検査し、視力やその他の問題や病気、異常などを見つけます。
サポートするのは乳幼児から高齢者までであり、あらゆる人のビジョンケアを行ない、快適な生活が送れるようにサポートします。

メガネやコンタクトレンズの処方のみならず、使用方法やメンテナンス方法、生活習慣に関してもアドバイスを行ないます。
日本のメガネ人工は7,500万人ほどになり、人口の60%ほどを占めており、オプトメストリストを必要とする人が沢山います。

その他の分野でも、学校での視力検査に幼児の発達検査、両眼の視力機能トレーニング、発達障害の方のトレーニング、など活躍の場は多数あります。
スポーツ選手の動体視力や瞬間視などの機能強化や検査、保護などのスポーツビジョンの分野でも活躍している方がいるのです。

必要な知識

オプトメトリーとして働くには、もちろん目に関する知識を学ばないとならず、以下のようなものが必要です。

・視科学
目の作りと働き、さらには病気に対する医学的知識と、目そのものの知識に光学理論など、見るための知識を学びます。

・コンタクトレンズ
コンタクトレンズの原理や測定技術について学び、快適に装着するための知識や技術を身につけていきます。
さらには、着け外しに関する技術も学びます。

・フレームデザイン&クラフト
メガネフレームが完成するまでの工程について学びます。
素材から切り抜き、削りや加工、組み立てに研磨と、メガネフレームを制作する上での工程の技術や知識を学んでいき、完成品のメガネを作ることまで行ないます。

・レンズ加工
メガネフレームの加工方法を学んだら、次はレンズ加工です。
機械によって削られたレンズを、手作業で微調整しながら仕上げていきます。
光学的に正確に作れるのはもちろんのこと、美しく仕上げるための技術も学びます。

こうして専門学校を卒業すると自動的に資格が得られ、さらには専門の試験に合格するとさらに上のレベルの資格も取得することが可能であり、仕事が出来るようになります。

作業療法士

リハビリの現場で働く

作業療法士の仕事は、リハビリの現場で、障害を心身に持っている人が、心身の機能を社会生活や日常生活を再建することが可能なように回復し、主体的に身の回りのことを対処することが可能なように支援していくことです。
具体的な作業療法士の仕事内容としては、医師の指示によって、患者の精神的活動・身体的活動・創作活動・社会的活動を通して、社会復帰のための指導や訓練を行っていきます。
作業療法士は、患者の機能をいろいろな作業療法によって回復させていきます。

大まかに作業療法士の仕事内容は4つに分けられます。
身体機能のアップとしては、スムーズに関節の動きをして筋力を増やし、感覚機能を良くすることによって、運動能力の日常生活に必要なものをアップします。

高次脳機能のアップとしては、物や時間の把握、動作の手順および周りの状況の認識など、能力の日常生活に必要なものをアップします。
また、知的障害の患者の場合は、感情表現の発達のために、情緒面にもレクリエーションなどによって働きかけたりします。

生活技能のアップとしては、着替え、食事、洗顔および入浴というような身の回りの動作など、動作の日常生活において必要なものの訓練をします。
また、手工芸や楽器演奏、粘土細工などによる機能アップも行います。

社会技能のアップとしては、社会へ適応することができるように、実際的な活動によって、最大限に患者に残っている能力を導き出します。
ロールプレイなどによって、社会生活や仕事に必要な学習能力や問題解決能力、人間関係能力をアップさせ、職場復帰や自立生活を目指します。

作業療法士になるためには

作業療法士の国家試験を受けるためには、高校を卒業した後、3年以上国が指定した養成所で学習する必要があります。
養成所としては、3年制の短大、4年制の大学、3年制あるいは4年制の専門学校があります。

このような学校において、解剖学、運動学、生理学、病理学概論、リハビリテーション医学、臨床心理学などを、実習と講義を通して学習します。
例年、試験に受かる率は80%~90%台ですが、70%台になった年もあるため注意しましょう。

作業療法士として仕事をするためには、国家資格を取ることが必要です。
また、試験に出される作業療法についての専門知識、運動学、解剖学、生理学、心理学などの知識も必要です。

また、作業療法の最適なメニューを考案するには、しっかりと対象者の気持ちや心身の状態を掴むことが大事です。
そのため、しっかりと相手の話を聞いたり、相手の感情をちょっとしたことから読み取ったりする能力が要求されます。
また、相手の心を開かせ、相手を安心させるような人柄が優しいということも要求されます。

はり師・きゅう師

自然治癒力を活発にさせて病気を治す

はり師・きゅう師の仕事内容はどのようなものなのでしょうか?
マッサージともまた違うアプリーチのはり師・きゅう師の仕事内容は、はりやきゅうで身体のツボを刺激して、本来人間が持っている自然治癒力を活発にさせて病気を治すことです。
患者の回復させる部位・体質によって、治療をはりときゅうを使い分けて行います。

病気ではり治療が有効なものとしては、リウマチ・神経痛・五十肩やぎっくり腰、むちうち症など多くあります。
はり師・きゅう師は、一人ひとりの患者の健康をサポートするため、毎日治療技術をアップするために努力しています。

具体的な治療法

はり治療の場合には、トントンと患部を叩くようにして刺し、肌を瞬間的に通過させるため痛みは患者にはありません。
弱い電流をはりの皮膚に刺したものに流すことで、はりの効果をアップさせるような方法も実施されています。

最近では、治療に使用するはりは、一般的に、0.16mm~0.18mmの直径、4cm~5cmくらいの長さのステンレス製がメインです。
5mm~10mm程度皮下に刺します。
日本のはりは、オリジナルの管を通じて刺す方法であるため、まず刺す際の痛みはありません。

きゅう治療の場合には、適量のモグサを患部の周りのツボにのせて火を線香でつけて、刺激を熱で与える方法で、影響を自律神経・免疫系・内分泌に与えます。
きゅうの場合には、直接皮膚にモグサをすえるものだけでなく、種類が多くあります。
中国においては棒きゅうがメインになりますが、直接きゅうは日本オリジナルの発展をしています。

仕事をするところ

はり師・きゅう師が仕事をするところは、はりきゅう院以外に、スポーツ分野や美容分野など、いろいろな分野であります。
また、最大のはり師・きゅう師の魅力は、自分の治療院を独立して経営できることです。

現代はストレス社会と言われていますが、腰痛や肩こりというような慢性疾患に悩んでいる人が多くなっています。
そのため、はりきゅう院が多くなっており、求人も増加しています。

健康への関心が近年高くなってきており、美容と健康を追い求めて仕事をするはり師・きゅう師が多くなっています。
介護付き老人ホームなどでのリハビリや、在宅ケアなど、福祉の分野でもはり師・きゅう師が期待されています。
スポーツの分野においても、はり師・きゅう師はリハビリテーションやコンディショニングの視点で仕事をしています。

はり師・きゅう師になるためには

はり師・きゅう師になるためには、高校を卒業した後、3年~4年間、大学や専門学校などのはり師・きゅう師を養成する学校において学習して卒業することが必要です。
養成する学校を卒業すれば、はり師・きゅう師の国家試験を受ける資格を取得することができます。
それぞれはり師ときゅう師は違った国家資格ですが、この国家試験に受かるとはり師・きゅう師になることができます。

理学療法士

障害がある人に対してリハビリテーションを計画したり実行したりする

理学療法士の仕事内容としては、一般的にメインは障害がある人に対してリハビリテーションを計画したり実行したりすることです。
しかしながら、これ以外にも仕事があります。
まずは障害が残っている人に杖や車椅子の使い方などのアドバイスです。

他にも、より快適で安全な生活を利用者が送ることができるように、トイレや浴室の改装、手すりを設けるといった住宅のリフォームについてアドバイスしたりすることなども行っています。
また、地域リハビリテーションや健康管理が近年では要求されています。
健康の維持・管理のための運動や生活習慣病の予防についてアドバイスをしたり、自宅を訪問することによってリハビリテーションを行ったりすることなども、大切な理学療法士に要求される仕事になっています。

具体的な仕事内容

一般的に、リハビリ施設や病院などにおいて仕事をする場合には、診断を医師が行った後、評価した後計画をしてリハビリテーションというような流れになります。
医師の診断が終了すると、まず理学療法士は患者の運動能力や筋力、呼吸器系統の状態や能力を検査します。
この段階が評価になります。

この後、医師のカルテや診断、また、別の診断部門や看護師からの情報も考慮して、一人ひとりの患者に応じた治療プログラムを計画します。
同じ障害や病気の場合でも、当然ですが患者の筋力や性格、年齢などは一人ひとりの患者によって違うため、施す治療も違ってきます。

正しく患者の状態を評価して、一人ひとりの患者にプログラムの最適なものを組むことが、全ての基本になります。
プログラムが決定すると、リハビリを実際に行います。

リハビリの理学療法士が行うメインは運動療法で、関節可動域練習というなめらかに関節が動くように練習するものや、筋力増強練習という筋力をつけるもの、日常生活動作練習という日常の歩行などの基本的な動作を練習するものを通して、身体機能を回復して、患者の社会復帰・日常生活を支援します。
また、関節に痛みがあったり、障害があったりした場合には、物理療法である電気療法や温熱療法というようなものを行う場合もあります。

そして、当然ですが、リハビリが終わると終了ということではありません。
毎日のプログラム内容や治療の経過の報告書をまとめたり、経過やプログラムを患者やその家族に対して説明したりするというようなことも大事な仕事です。

理学療法士は、患者にとって自立や身体の回復のために共に歩んでいくパートナーです。
機能回復の支援だけでなく、モチベーションをリハビリに対して維持したり、不安感を緩和したり、患者のメンタル面の支援も、大切な理学療法士に要求される役目です。

言語聴覚士

仕事の対象が広い

言語聴覚士というのは、国家資格で厚生労働省に1997年に認定されたものです。
そして言語聴覚士の仕事の対象は、多岐の領域に渡ります。

具体的には、後遺症の脳梗塞や脳卒中などによって起きた失語症、事故で生じた頭部外傷によって生じる脳機能障害、加齢によって生じる嚥下障害、先天性の聴覚障害などが、言語聴覚士の仕事の対象です。
このような障害を持っている人をサポートして、社会に再び出て仕事ができるようにすることが、主な言語聴覚士の仕事になります。

言語聴覚士が行う主な治療

主な言語聴覚士が行う治療についてご紹介しましょう。
失語症というのは、言葉の表出と理解が難しくなる障害です。
治療としては、絵がカードに描かれているものを見て、そのものが何であるかを言う訓練などをします。

摂食・嚥下障害というのは、上手く食べ物を飲み込んだり、食べたりすることができなくなる障害です。
訓練の必要な摂食・嚥下障害の治療としては、ゼリーや水、実際のご飯を使って訓練をします。

高次脳機能障害というのは、言語、記憶、思考、行動、注意、学習などに脳の損傷によって障害が生じた状態です。
脳の損傷によって起こる高次脳機能障害の治療としては、注意や記憶などいろいろな症状に応じた生活訓練や機能訓練などをします。

言語聴覚士になるには

では、言語聴覚士になるにはどうすればいいのでしょうか?
言語聴覚士になるためには、高校を卒業した後、国が指定した4年制の大学、3年制の短大、あるいは国が指定した3年あるいは4年制の専修学校である言語聴覚士養成所に入って、必要な技能と知識をマスターして、卒業することが必要です。

4年制の一般の大学を卒業した時は、2年制の専修学校で必要な技能と知識をマスターすることが必要です。
また、言語聴覚士についての学業を外国の大学などでマスターした場合は、受験資格が国の審査、認定を受けることによって得られます。

コースの最短のものは、高校を卒業した後に国が指定する専門学校へ入るものです。
専門学校を卒業すれば、受験資格が与えられます。
住まいに近い養成校については、インターネットなどのサイトで紹介されているため確認してみましょう。

言語聴覚士の国家試験は、2月中旬に毎年行われます。
試験内容としては、筆記試験で5肢択一式です。

合格率としては全体で60%台と高くありません。
言語聴覚士の国家試験は難しいというイメージがありますが、この合格率は既卒者を含めたものです。

専門学校の新卒者の場合は、80%超の合格率であり、しっかりと専門学校で授業の内容をマスターしていると合格でき、それ程難しいものではありません。
また、それぞれの専門学校では、国家試験のための対応や準備が最終学年になると行われます。