柔道整復師

ねんざや打撲などを施術する人

柔道整復師は、もともと柔道の中で試合などで怪我をした人を、師範や師匠が手当てをしていたのが始まりです。
ねんざや打撲、骨折などの怪我をした人を施術する専門化であり、手術や薬などを使わないで施術を行ないます。
このために東洋医学の考え方に近い部分も多いです。

骨の状態などを正常にすることにより、その後は人間の自然治癒力を使い、怪我や傷の状態を改善していきます。
回復を早めてサポートするために、ギプスやテーピング、包帯などを使用することはありますが、抗生物質などの薬は使いません。
また骨の状態を正常にするばかりでなく、マッサージや温熱療法によって、自然治癒力を手助けします。
怪我や傷の状態が回復するまでには、患者の日常生活についてアドバイスすることも仕事の1つです。
手術を行なわず、薬もほとんど使いませんので、自然に怪我などを治したいと言う人が訪れることも多いです。

柔道整復師になる方法

仕事をするとなると、マッサージを行なったり、患部に触れて触診したり、さらには施術は立ったまま行なうので、体力や力の要求される仕事です。
また症状を患者に説明したり、生活のアドバイスも行ないますので、コミュニケーション能力も求められます。

柔道整復師は、そのままでは仕事は行えず、国家試験を取得しないと仕事は出来ません。
3年制の柔道整復師のための専門学校や短大、または4年制の大学を卒業すると受験資格を得られ、柔道整復師に関する問題が試験では出されます。
リハビリや整形などに関しての他に、解剖学なども知識として必要であり、受験のためには勉強しなければなりません。
試験の合格率は例年で65%ほどになりますので、それほど難しい試験ではなく、勉強すれば合格できるレベルです。
そうして無事に試験に合格すると、資格を得られ、柔道整復師として仕事が可能になります。

ただ初めて仕事をするような人は、どこかの整復師をしている人のお店で、雇われて働くような場合が多く、その中で技術や知識を磨いて高めていきます。
そうして技術や知識が身についていくと、やがて独立してお店を開業することも可能です。
やはり収入としては雇われている時よりも、独立した方が多くなることが多いです。

最近はスポーツトレーナーとして、スポーツ選手のトレーニング指導やコンディション指導をするような方もおり、狭き門ですが、このような道もあります。
さらにはケアマネジャーの資格を取得して、介護現場で働くような方もおり、進む道は比較的広く選択肢が多いです。
今後は日本は高齢化になっていきますので、柔道整復師としてのニーズは高まっていくことは間違いなく、将来有望な仕事であると言えます。