医療に関する社会問題

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さまざまな社会問題

医療に関する社会問題はたくさんあります。
そのなかからいくつかについて考えてみたいと思います。

社会的入院

まずはじめに挙げられるのは、社会的入院ではないでしょうか。
病状事態はよくなっているのに、患者が帰る場所、受け入れ場所がないためにやむを得ず入院を続けなければならないという状態です。
特に精神疾患の場合におおいようです。
当たり前のことですが、ベッドの数は限られているわけですから、こういった社会的入院が原因で、入院したくてもできない人もいます。
かといって、追い出せばいいというものでもありません。
病院が追い出してしまったら、その人は行く先がないのですから大変です。

また、長期にわたって入院生活を続けるということは、その間は社会から離れているわけですから、簡単に社会復帰できるわけもないのです。
高齢化が進む日本でのおおきな問題の一つと言えるでしょう。

受け入れ態勢

次に、病院側の受け入れ態勢ですね、これは、少し前に頻繁にニュースになっていました。
救急車を呼んだのはいいけれども、受け入れてくれる病院が見つからなくていくつもの病院に行くけれども断られたりされてて、そのまま救急車の中で死んでしまう、あるいはもっと酷くなってしまうといった問題です。

これも、病院が受け入れてあげたらいいじゃないか、そんだけいい給料なのだから頑張れ、と思うかもしれませんがそうは、いきません。
救急でくる患者は、症状がさまざまですが自分の専門外でも受け入れなければならない時もあります。
一応、医者は歯医者以外は免許は共通ですが。

しかし、もしミスでもおかしたりしようものなら、最悪の場合、業務上過失致死罪などで逮捕されてしまう可能性すらあるのです。
しかも、365日24時間体制で受け入れ態勢を考えて動くというのはなかなか厳しいことです。
一般のサービス業などとはわけが違います。
常に人の生死にかかわるわけですから、肉体的にも精神的にも疲れてしまいます。

この事態を改善するには、医者の数を増やすしかありませんが、ご存じのとおり、私立医学部の授業料などは桁違いの高さです。
国からの補助が進み、学費面でも援助がなされれば少しは解決できるかもしれませんがそれでも、この問題はまだまだ解決に時間がかかるといえるでしょう。

臓器移植の問題

最後に臓器移植の問題ですしそれにこれは、非常に複雑といっていいでしょう。
日本では、まだ臓器移植に対して、なかなかハードルが高く、移植したくても移植できない人がたくさんいるのが現状です。

しかし、一概にこれがまずいともいえないのです。
一般に脳死したら、臓器移植のドナーとされますが、そもそも脳死は人の死なのかという問題も完璧に解決できていません。
実際、脳死から復活したという例もあります。

さらに、健康な人からの臓器移植もありますが、これも、全面的に賛成とは言えないでしょう。
健康な人の体にわざわざメスを入れるわけですから、きわめて不自然な行為です。
臓器移植は過渡期医療であるため、明確な解決方法はありませんが、Ips細胞などの研究がすすめば、より望ましい結果が得られるのではないでしょうか。