業界カルテ~医師・薬剤師・歯科衛生士~

医師

医師は、大学の医学部、歯学部などの課程を修めて卒業し、年に1度の医師国家試験に合格した人のことを指します。
医師国家試験は平年合格率90%前後を保っており、2004年からの新医師臨床研修制度が導入されてから、医師免許取得後2年間の臨床研修が必修化されたりと、近年多様化する医療制度に対応できる人材育成に、国が力を入れているようです。

医師に必要な要素として、医療技術だけではなく、豊富で常に最新の医療知識、研究者としての探究心、道徳心、倫理、患者の寄り添い、患者目線で物事に取り組めるような豊かな人間性、さらに現場で起こる急な事故に対する的確な判断も必要不可欠である、大変厳しい職業ともいえます。
長時間に及ぶ手術など、肉体的だけでなく、精神面にもハードな職業ともいえるでしょう。

最近では、老人ホームなどの高齢者施設と提携を結んでいるいる病院も増えており、まだまだその活動範囲は拡大し、需要も高いと思われます。

薬剤師

薬剤師になるには、薬学の課程を修めて大学を卒業するなどした後、年1度の薬剤師国家試験に並々ならぬ努力で合格しなくてはいけません。
主に、薬局や病院や調剤所に勤務し、医師の処方箋に従い薬を調合するという仕事に就く方が多いです。
しかし近年は有資格者の中でも、血液センターや製薬会社、大学、バイオビジネスなどの研究職や企業で働く道を選択する人も増えていますし、専門の求人サイトも存在しています。
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また、一度仕事に就いた後も新薬や症例とその副作用、保険適用、保険非適用など情報の勉強が常に絶対的に必要とされています。
また大学の薬学部は2006年度から4年制から6年制に移行し、より、現場での重大性や必要性、専門性の高さが問われている職業であるともいえます。

歯科衛生士

歯科衛生士は、歯科診療補助、歯科予防処置、歯科保健指導を主に行っています。
これら歯科衛生士の業務は、歯科衛生士法という法律によって定められています。

歯科衛生士になるには、高等学校を卒業後、専門、短大、大学などにおける歯科衛生士養成機関で知識や技術を習得し、卒業してから年1度の歯科衛生士国家試験に合格しなければなりません。
看護師などと同様の、いわゆる国家資格を有する職業になります。

また、一見似たような職業に歯科助手と呼ばれるものもあります。
こちらは専門の勉強や資格を有しなくてもなれる職業です。

似たような職種ではありますが、当然出来る仕事には違いがあります。
歯科衛生士は、患者さんの口の中に、手を入れて触れることが出来ますが、歯科助手は、口の中に触れてはいけません。
これは法律によっても定められています。

歯科衛生士は、専門知識を得ているため、治療手順がわかっていたり、医師の助手が出来たり、薬の知識も備わっているということもあり、仕事の幅は広がります。
また、歯と食事は大変つながりの深いものでもあるため、食生活や歯の磨き方、生活習慣病予防の指導も行う場合もあります。
歯科医の次に、歯科治療に関われる専門的な職業ともいえるでしょう。