医療機器について

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医療機器の状況

最後に医療機器の状況です。
医療機器業界の日本の市場は現在約2兆5000億円にのぼり、全世界第2位となっています。
この数字は今後も、高齢者の増加による医療市場の拡大や、内視鏡手術、カテーテル治療といった最新の医療技術の開発・普及に伴った機器の更新などが見込まれ、さらに伸びる傾向にあるといえ、大変飛躍が期待される分野といえるでしょう。

また、特に市場が大きいものは、「生体機能補助・代行機器」の20.4%、「処置用機器」の19.5%、「画像診断システム」13.9%、「眼科用品及び関連製品」11.9%であるとされてます。

医療機器の種類

また、そもそも医療機器は、病気の時の治療として用いられる「治療系医療機器」と、治療を行う前に様々な診断や測定を行うための「診断系医療機器」の2つに分けられています。

具体的に紹介すると、治療系医療機器はカテーテルや心臓ペースメーカーが、整形インプラントなどがあります。
また、診断系医療機器は内視鏡、CT、MRI、PETなどが代表的なものとなっています。

治療系医療機器は、研究開発に多額の費用が必要とされており、資本の大きい外資系メーカーが得意としています。
日本でも精力的に販売を行っていて、医療機器市場の約4割は輸入によるものです。
一方の診断系医療機器は、カメラ・電子機器メーカーなども参入しており、こちらは日本が強い競争力を持つものです。
こちらの輸出市場は毎年拡大しています。

またこれらは、国際間な競争が激しく行われていて、一部の大手のメーカー以外は診断系機器のように専門分野に特化していることが特徴ですが、同様に得意分野さえ持てば中小企業でも参入が可能な業界であるともいわれています。

医療業界の抱える問題

このように医療業界の現状ですが、3つに分けて現状をざっとご紹介してみました。
全体を通して、現在の医療業界は、需要や目標が高く、医師や看護師の確保や新薬の開発、医療機器メーカーの競争など飛躍に向けて動いている傾向が強いことが見られます。

しかし、医療制度の変更などそれに向けて現在の環境が整っていないことが事実です。
このような環境から激務や扱いの悪さ、新卒者の早期退職が深刻化し、医師・看護師の需要は多いのに、医師・看護師不足という結果を招いていることが現在の課題でもあります。
医薬品や医療機器メーカーも同様なようです。
医薬品は新薬の開発のために莫大なお金がかかるがその確保が難しい。
医療機器メーカーは今は進んでいますが中小のメーカーも増加しているので、メーカー同士の争いが激しいです。

そして、今後医療は高齢化が進むとともにますます需要は高まると予測されています。
がんやアルツハイマー患者もおのずと増えるので、それだけ最新医療は必要ということになります。
最新医療を提供するためにも、それらにかかる財源と、医療従事者の確保は今後重大な要素となりそうです。

では、次はそんな医療業界の今後の課題についてをより明らかにしていきたいと思います。