透析技術認定士の資格

受験ではなく学会での認定が必要

透析技術認定士は、この資格だけを取得することはできない資格です。
高度な専門性を持っている臨床工学技師が関係している学会で認定されることで取得することができる資格となります。

そのため臨床工学技師が行う業務の中でも血液の透析に関する専門知識を持っているスペシャリストとして認定されることで取得できる資格となります。
この認定される認定機関としては透析療法合同専門委員会が認定することになりますが、複数の医学界から選出された人々によって構成されています。

資格取得の前段階

透析技術認定士の資格を取得するためには、認定講習会を受講する必要があります。
この認定講習会を受講するにも受講資格が必要となっており、臨床工学技師および看護師の場合には透析療法の実務経験が2年以上、准看護師の場合には高卒は3年以上の実務経験、中卒の場合には4年以上の実務経験が必要となります。

また、この講習会を受講した人で透析技術認定士を再受験する場合には4年間に限り講習会の受講をしなくても認定試験が受験できます。
この認定講習会を受講した後受験することになりますが、実務経験に関しては常勤だけでアルバイトは認定されないので注意が必要です。
認定講習で行う講義科目は試験科目となっているため認定講習でしっかり勉強することが必要な資格試験となります。

こちらの資格試験は毎年年1回開催されており、講習会が毎年3月中旬に行われて試験は5月中旬から下旬です。
この透析技術認定士の合格率ですが、認定開始初期の段階では合格率が45%から55%となっていましたが、最近の試験では合格率は70%前後と合格率が高くなっています。
そのため最近のこちらの資格の難易度は普通レベルとなっています。

合格率が上昇した理由としては、予想問題集や過去問題集は開始当初に比べて入手しやすい状況となり、合格しやすい環境が整っているのが影響となります。
この資格に関しては更新義務が設けられており、5年ごとに認定更新が必要な資格となります。

この資格の将来性

こちらの資格に関しては、透析治療を行っているクリニック等で働くことができるだけでなく、医療機器会社やメーカーでもこちらの資格を活かした働くことができます。
その他でも治験等を行っている医療機関、研究機関や看護師又は臨床工学技師を育てるための専門学校などが講師を募集していることもあります。

人工透析を必要としている患者は年々増加していると言われています。
そのため透析クリニックが増加しており、必然的にこの資格を取得している事は転職などで優遇されやすい状況と言えます。
今後は必要とされる人材となり、給与面でも優遇されることになるでしょう。

こちらの資格を取得していることでどのような勤務体系で働くかにより給与が変動することになりますが、臨床工学技師又は看護師として医療機関で働くのが一般的です。
この職業に上乗せして手当てが加算されることになり、病院機関に関してはこちらの資格を取得することを推奨していれば受験料や受講料負担してくれる医療機関があります。

細胞検査士の資格

細胞を調べて異常を見つける

細胞検査士の仕事は、細胞病理検査を専門的な業務としている病理検査室この臨床検査技師が該当します。
細胞病理検査は、一般的に細胞診と呼ばれているもので、現在では、がんの早期発見や早期診断を目的として、人の体の細胞の1部を採取して調べることになります。

その結果がん細胞に関する経過観察を行うことでどのような状況になっているか、がん細胞とがん細胞でないものを分けるなどを行うのが主な検査実務となります。
この検査実務では、細胞検査材料の採取の介助や適切な細胞処理の選択そして検査に必要な検査実務を担当しています。
現在日本ではこの細胞検査士の資格を得るためには、必要な条件をクリアする受験資格が必要となっており、その後の認定試験に合格することが必要な資格となります。

働くには資格が必要

細胞検査士受験資格を得る必要があります。
受験資格としては細胞検査士養成コースのある大学で必要な単位を修得する、大学等を卒業した後に臨床検査技師の資格を取得してから細胞検査士養成所に進学をして所定の教育課程を修了する方法があります。
その他にも臨床検査技師の資格を取得してから細胞業務を1年以上行い実務経験を積んだ場合には受験資格を得ることができます。

細胞検査士の資格認定試験に関しては、1次試験の筆記試験等と2次試験の実技試験に分かれており、1次試験に合格した者だけが2次試験を受験することができます。
試験免除制度が導入されており、1次試験に合格しその年の2次試験に不合格の場合には翌年に限り1次試験が免除されて2次試験だけを受けることができます。
試験会場に関しては1次試験は東京と大阪そして2次試験は東京で開催されます。

こちらの試験の難易度ですが、若干難しいレベルとなっており、合格率は平均20%となりますが翌年度の免除制度があるため合格率の割には難しさが低くなっています。
この合格率に関しては受験資格のすべての取得方法による平均合格率となっていますが、細胞検査士養成コースとなる大学を卒業した人たちの大半は合格することになります。
こちらの細胞検査士の資格を取得するなら養成コースを大学に進学することで合格しやすくなります。

知識と経験を積むことでより貢献できる

細胞検査士は、臨床検査技師の資格がなければいけない資格となっており、細胞検査士養成コースを選択してもこの両方の資格を取得することになります。
この細胞検査士の主な就職先としては病院や保健所以外に臨床検査センターや衛生検査所がありますが製薬メーカーでも求人募集をしているためいろんな機関で就職することができる資格だといえます。

そのため就職や転職でも有利な資格となっており医療現場では高い評価を受けることができる資格の1つだといえます。
実務経験を積むことで、さらに転職が有利となり待遇の良い機関に努めることが可能となります。

社会福祉士の資格

社会福祉士が担う仕事

社会福祉士の仕事は、福祉施設や福祉事務所または病院などの機関で相談を受けるのが仕事です。
対象となる相手は児童、高齢者や障害者の人たちで、その相談内容は身体場や精神場の障害、日常生活が困難なため福祉に関する相談を受けることになります。

これらの相談を受けた結果助言や指導を行うのが社会福祉士の主な業務といえます。
現在では重要な役割を担う資格となり、社会福祉士として働く場合には、社会福祉士試験に合格する必要がある国家資格です。

福祉関連の中でも上位の資格

社会福祉士の試験は、社会福祉士及び介護福祉士法で定められた国家資格で、福祉に関わる全ての資格の中でも最も上位資格と位置付けられており、ソーシャルワーカーとも呼ばれている国家資格です。
こちらの試験を受験するためには受験資格が必要となります。

平成元年からスタートしたこちらの国家試験この受験資格は、 4年制大学で指定されている科目を勉強した卒業者、短期大学で指定されている科目を勉強し卒業したもので指定の施設で2年または1年以上の相談援助の業務に従事している者が該当します。
また、福祉短期養成施設と卒業した者、社会福祉一般用情節を卒業した者そして児童福祉司や身体障害者福祉士など関連する仕事に従事していた期間が5年以上の者が受験資格を得ることができます。

社会福祉士の受験は毎年1回行われており、全国24カ所の試験会場で一斉に試験が開催されます。
社会福祉士の試験科目は19科目の中から指定科目と基礎科目が出題されることになり勉強する科目の数が多い国家試験となっており、すべての総得点で60%程度は合格基準となっており、1つの科目で0点の場合には不合格となります。

社会福祉士国家試験の合格率は例年25%前後となっており、国家試験の中では普通難易度となっている試験です。
試験科目が多いのが難点ですが、バランスよく勉強することで合格点に近づけることができる試験です。

高齢社会によって需要が増えていく

社会福祉士の資格は、平成元年に創立された国家試験となり新しい国家試験に分類されます。
しかし、対応する社会福祉士の業務は多岐にわたっており児童から高齢者まで対応することになるこちらの資格は、今後高齢化社会になることで需要のある資格の1つとなります。

また、市役所などで福祉担当部署を設置している場合には社会福祉士の資格を持っていることは大変有利であり公務員として働くことができる資格の1つとなることで、安定した収入を得ることができる仕事の1つとなります。

公的機関では、児童相談所や福祉事務所でも勤務できるため収入に関しては比較的恵まれている条件が多いです。
今後も社会福祉士としてアドバイスする役割は大きくなっていくことになるので、将来性のある仕事の1つとして期待できる資格となります。

歯科医師の免許

取得要件と関連する資格

歯科医師として働く場合には歯科医師国家試験に合格して歯科医師の免許を取得することになります。
歯科医師の国家試験を受験するためには国家試験の受験資格を取得する必要があります。

また、歯科医師免許を取得すると、食品衛生管理者、衛生管理者そして衛生検査技師の資格を付与されます。
その他にも、臨床検査技師、歯科技工士そして労働衛生コンサルタントの試験に関しては、試験の1部を免除が与えられます。

歯科医師国家試験について

歯科医師免許を取得するためには歯科医師国家試験を受験して合格する必要があります。
この歯科医師国家試験を受験する場合には、受験資格が必要となります。

歯科医師国家試験の受験資格に関しては、歯学大学または大学の歯学部を卒業した者又は受験をする月までに卒業見込みのものは受験資格を取得することができます。
歯科医師国家試験の予備試験に合格したもので、合格した後に1年以上の診療や口腔衛生に関する実施経験を得た者や受験年の3月までに実施経験を終える見込みのものが受験資格を得ることができます。
現在ではこの2つは一般的な受験資格となりますが、外国で歯科医学校を卒業して免許を取得した人でも、一定以上の学力と技能が認められれば受験資格を得ることができます。
歯科医師国家試験を受験することができるのはこれらの条件を満たした人たちです。

歯科医師国家試験は毎年1回実施される国家試験で、あらかじめ決められた地域の試験会場で試験を受験することになります。
歯科医師国家試験の試験科目は、必須問題、総論問題と一般問題に分かれておりそれぞれ一定以上の不合格、が必要でありこれらの問題で1つでも基準点に満たない場合には不合格となる国家試験となります。

歯科医師国家試験は、医療関係の試験となり合格率に関しては、近年難しい傾向となっております。
以前までは歯科医師国家試験の合格率は80%程度となっており合格しやすい試験と言われていましたが、最近では難しい傾向となっており合格率が60%から70%に落ち込んでおります。
また、全体的な合格率ではなく新卒の合格率は70%の合格率を近年維持していることから、新卒の人には合格しやすい傾向となっている国家試験といえます。

その代わりに歯学部や歯科大学入学の難易度が高くなっております。中でも国立大学のこれらの学部に関しては授業料が安いためさらに入学するのが難しいと言われております。
その反面私立大学では定員割れをしている大学もあり入学しやすいのですが、学費は高額なため経済的な余裕がなければ私立大学も歯学部に進学するのは厳しいです。

より専門性の高い技術が期待される

歯科医師は、現在地域によっては数が増加傾向にあり、開業して歯科医師を続けるのは難しい状況と言われております。
そのため歯科医師免許を取得した場合でもコミュニケーションやサービスの向上とともに医療技術の中でも最先端の医療技術をマスターする必要があります。

また、一般歯科以外にも審美歯科や歯周病対策またはインプラントなどの高度な医療技術が必要な歯科医院も増えております。
そのためこれらの専門的な治療を行う歯科医師は増えていく傾向にあります。

作業療法士

リハビリの現場で働く

作業療法士の仕事は、リハビリの現場で、障害を心身に持っている人が、心身の機能を社会生活や日常生活を再建することが可能なように回復し、主体的に身の回りのことを対処することが可能なように支援していくことです。
具体的な作業療法士の仕事内容としては、医師の指示によって、患者の精神的活動・身体的活動・創作活動・社会的活動を通して、社会復帰のための指導や訓練を行っていきます。
作業療法士は、患者の機能をいろいろな作業療法によって回復させていきます。

大まかに作業療法士の仕事内容は4つに分けられます。
身体機能のアップとしては、スムーズに関節の動きをして筋力を増やし、感覚機能を良くすることによって、運動能力の日常生活に必要なものをアップします。

高次脳機能のアップとしては、物や時間の把握、動作の手順および周りの状況の認識など、能力の日常生活に必要なものをアップします。
また、知的障害の患者の場合は、感情表現の発達のために、情緒面にもレクリエーションなどによって働きかけたりします。

生活技能のアップとしては、着替え、食事、洗顔および入浴というような身の回りの動作など、動作の日常生活において必要なものの訓練をします。
また、手工芸や楽器演奏、粘土細工などによる機能アップも行います。

社会技能のアップとしては、社会へ適応することができるように、実際的な活動によって、最大限に患者に残っている能力を導き出します。
ロールプレイなどによって、社会生活や仕事に必要な学習能力や問題解決能力、人間関係能力をアップさせ、職場復帰や自立生活を目指します。

作業療法士になるためには

作業療法士の国家試験を受けるためには、高校を卒業した後、3年以上国が指定した養成所で学習する必要があります。
養成所としては、3年制の短大、4年制の大学、3年制あるいは4年制の専門学校があります。

このような学校において、解剖学、運動学、生理学、病理学概論、リハビリテーション医学、臨床心理学などを、実習と講義を通して学習します。
例年、試験に受かる率は80%~90%台ですが、70%台になった年もあるため注意しましょう。

作業療法士として仕事をするためには、国家資格を取ることが必要です。
また、試験に出される作業療法についての専門知識、運動学、解剖学、生理学、心理学などの知識も必要です。

また、作業療法の最適なメニューを考案するには、しっかりと対象者の気持ちや心身の状態を掴むことが大事です。
そのため、しっかりと相手の話を聞いたり、相手の感情をちょっとしたことから読み取ったりする能力が要求されます。
また、相手の心を開かせ、相手を安心させるような人柄が優しいということも要求されます。

はり師・きゅう師

自然治癒力を活発にさせて病気を治す

はり師・きゅう師の仕事内容はどのようなものなのでしょうか?
マッサージともまた違うアプリーチのはり師・きゅう師の仕事内容は、はりやきゅうで身体のツボを刺激して、本来人間が持っている自然治癒力を活発にさせて病気を治すことです。
患者の回復させる部位・体質によって、治療をはりときゅうを使い分けて行います。

病気ではり治療が有効なものとしては、リウマチ・神経痛・五十肩やぎっくり腰、むちうち症など多くあります。
はり師・きゅう師は、一人ひとりの患者の健康をサポートするため、毎日治療技術をアップするために努力しています。

具体的な治療法

はり治療の場合には、トントンと患部を叩くようにして刺し、肌を瞬間的に通過させるため痛みは患者にはありません。
弱い電流をはりの皮膚に刺したものに流すことで、はりの効果をアップさせるような方法も実施されています。

最近では、治療に使用するはりは、一般的に、0.16mm~0.18mmの直径、4cm~5cmくらいの長さのステンレス製がメインです。
5mm~10mm程度皮下に刺します。
日本のはりは、オリジナルの管を通じて刺す方法であるため、まず刺す際の痛みはありません。

きゅう治療の場合には、適量のモグサを患部の周りのツボにのせて火を線香でつけて、刺激を熱で与える方法で、影響を自律神経・免疫系・内分泌に与えます。
きゅうの場合には、直接皮膚にモグサをすえるものだけでなく、種類が多くあります。
中国においては棒きゅうがメインになりますが、直接きゅうは日本オリジナルの発展をしています。

仕事をするところ

はり師・きゅう師が仕事をするところは、はりきゅう院以外に、スポーツ分野や美容分野など、いろいろな分野であります。
また、最大のはり師・きゅう師の魅力は、自分の治療院を独立して経営できることです。

現代はストレス社会と言われていますが、腰痛や肩こりというような慢性疾患に悩んでいる人が多くなっています。
そのため、はりきゅう院が多くなっており、求人も増加しています。

健康への関心が近年高くなってきており、美容と健康を追い求めて仕事をするはり師・きゅう師が多くなっています。
介護付き老人ホームなどでのリハビリや、在宅ケアなど、福祉の分野でもはり師・きゅう師が期待されています。
スポーツの分野においても、はり師・きゅう師はリハビリテーションやコンディショニングの視点で仕事をしています。

はり師・きゅう師になるためには

はり師・きゅう師になるためには、高校を卒業した後、3年~4年間、大学や専門学校などのはり師・きゅう師を養成する学校において学習して卒業することが必要です。
養成する学校を卒業すれば、はり師・きゅう師の国家試験を受ける資格を取得することができます。
それぞれはり師ときゅう師は違った国家資格ですが、この国家試験に受かるとはり師・きゅう師になることができます。

理学療法士

障害がある人に対してリハビリテーションを計画したり実行したりする

理学療法士の仕事内容としては、一般的にメインは障害がある人に対してリハビリテーションを計画したり実行したりすることです。
しかしながら、これ以外にも仕事があります。
まずは障害が残っている人に杖や車椅子の使い方などのアドバイスです。

他にも、より快適で安全な生活を利用者が送ることができるように、トイレや浴室の改装、手すりを設けるといった住宅のリフォームについてアドバイスしたりすることなども行っています。
また、地域リハビリテーションや健康管理が近年では要求されています。
健康の維持・管理のための運動や生活習慣病の予防についてアドバイスをしたり、自宅を訪問することによってリハビリテーションを行ったりすることなども、大切な理学療法士に要求される仕事になっています。

具体的な仕事内容

一般的に、リハビリ施設や病院などにおいて仕事をする場合には、診断を医師が行った後、評価した後計画をしてリハビリテーションというような流れになります。
医師の診断が終了すると、まず理学療法士は患者の運動能力や筋力、呼吸器系統の状態や能力を検査します。
この段階が評価になります。

この後、医師のカルテや診断、また、別の診断部門や看護師からの情報も考慮して、一人ひとりの患者に応じた治療プログラムを計画します。
同じ障害や病気の場合でも、当然ですが患者の筋力や性格、年齢などは一人ひとりの患者によって違うため、施す治療も違ってきます。

正しく患者の状態を評価して、一人ひとりの患者にプログラムの最適なものを組むことが、全ての基本になります。
プログラムが決定すると、リハビリを実際に行います。

リハビリの理学療法士が行うメインは運動療法で、関節可動域練習というなめらかに関節が動くように練習するものや、筋力増強練習という筋力をつけるもの、日常生活動作練習という日常の歩行などの基本的な動作を練習するものを通して、身体機能を回復して、患者の社会復帰・日常生活を支援します。
また、関節に痛みがあったり、障害があったりした場合には、物理療法である電気療法や温熱療法というようなものを行う場合もあります。

そして、当然ですが、リハビリが終わると終了ということではありません。
毎日のプログラム内容や治療の経過の報告書をまとめたり、経過やプログラムを患者やその家族に対して説明したりするというようなことも大事な仕事です。

理学療法士は、患者にとって自立や身体の回復のために共に歩んでいくパートナーです。
機能回復の支援だけでなく、モチベーションをリハビリに対して維持したり、不安感を緩和したり、患者のメンタル面の支援も、大切な理学療法士に要求される役目です。

言語聴覚士

仕事の対象が広い

言語聴覚士というのは、国家資格で厚生労働省に1997年に認定されたものです。
そして言語聴覚士の仕事の対象は、多岐の領域に渡ります。

具体的には、後遺症の脳梗塞や脳卒中などによって起きた失語症、事故で生じた頭部外傷によって生じる脳機能障害、加齢によって生じる嚥下障害、先天性の聴覚障害などが、言語聴覚士の仕事の対象です。
このような障害を持っている人をサポートして、社会に再び出て仕事ができるようにすることが、主な言語聴覚士の仕事になります。

言語聴覚士が行う主な治療

主な言語聴覚士が行う治療についてご紹介しましょう。
失語症というのは、言葉の表出と理解が難しくなる障害です。
治療としては、絵がカードに描かれているものを見て、そのものが何であるかを言う訓練などをします。

摂食・嚥下障害というのは、上手く食べ物を飲み込んだり、食べたりすることができなくなる障害です。
訓練の必要な摂食・嚥下障害の治療としては、ゼリーや水、実際のご飯を使って訓練をします。

高次脳機能障害というのは、言語、記憶、思考、行動、注意、学習などに脳の損傷によって障害が生じた状態です。
脳の損傷によって起こる高次脳機能障害の治療としては、注意や記憶などいろいろな症状に応じた生活訓練や機能訓練などをします。

言語聴覚士になるには

では、言語聴覚士になるにはどうすればいいのでしょうか?
言語聴覚士になるためには、高校を卒業した後、国が指定した4年制の大学、3年制の短大、あるいは国が指定した3年あるいは4年制の専修学校である言語聴覚士養成所に入って、必要な技能と知識をマスターして、卒業することが必要です。

4年制の一般の大学を卒業した時は、2年制の専修学校で必要な技能と知識をマスターすることが必要です。
また、言語聴覚士についての学業を外国の大学などでマスターした場合は、受験資格が国の審査、認定を受けることによって得られます。

コースの最短のものは、高校を卒業した後に国が指定する専門学校へ入るものです。
専門学校を卒業すれば、受験資格が与えられます。
住まいに近い養成校については、インターネットなどのサイトで紹介されているため確認してみましょう。

言語聴覚士の国家試験は、2月中旬に毎年行われます。
試験内容としては、筆記試験で5肢択一式です。

合格率としては全体で60%台と高くありません。
言語聴覚士の国家試験は難しいというイメージがありますが、この合格率は既卒者を含めたものです。

専門学校の新卒者の場合は、80%超の合格率であり、しっかりと専門学校で授業の内容をマスターしていると合格でき、それ程難しいものではありません。
また、それぞれの専門学校では、国家試験のための対応や準備が最終学年になると行われます。

細胞検査士

専門として細胞病理検査を行っている

細胞検査士とはどのようなものなのでしょうか?
病理検査室で専門に細胞病理検査を行っている臨床検査技師を細胞検査士と言います。

検査技能を認定する資格で、細胞が悪性か良性かを見極めたり、少数の悪性の細胞を良性の細胞の中から探し出したりしています。
細胞検査士になるためには、臨床検査技師の国家資格をまず取ることが必要です。

細胞検査士の仕事内容

悪性のがんなどの細胞を発見する場合に、非常に大切な一つの検査法が細胞診です。
この細胞診のスクリーニングの仕事を、細胞検査士が指導医の監督指導によって行っています。
具体的には、さまざまな方法で人体から採られた細胞を標本にして、それを染色して顕微鏡で観察します。

細胞診を行う細胞検査士には、高い能力と緻密な正確さが求められるため、日本臨床細胞学会と日本臨床検査医学会がスペシャリストとしてのスキルを資格である細胞検査士として認定しています。
主な仕事の場所としては病院や検査センター、診療所などで、患者の病気を医師が診断する場合に大切な役目を果たしています。

細胞検査士の年収の平均は、400万円くらいと言われています。
また、資格手当が職場によっては付く場合もあり、資格を取った人は優遇されるようです。
就職する場合に、特に細胞検査士が有利になるのは特記すべきでしょう。

また、細胞検査士の資格を取っている人は、女性が約6割であり、結婚や育児、出産など、ライフスタイルが変わったことによって仕事を辞めてからも、復職を細胞検査士の資格を活用して行っている多くの女性がいます。
そのため、女性にとって細胞検査士は比較的優しい職業と言えるでしょう。

現在、がん検診に対する高い需要があることもあって、まだまだ細胞検査士はニーズが高い資格です。
また、最先端のがん医療の現場で仕事をしたいというような人にとっても、資格の有効なものと言えるでしょう。

細胞検査士になるためには、養成課程を修了するか、実務経験を積むことが必要です。
臨床検査技師の上級職に細胞検査士はあたります。

受験資格としては、衛生検査技師あるいは臨床検査技師の資格を取った後に、細胞診検査の実務を1年以上積んだ人、所定の単位を細胞検査士の養成コースがある大学で修得した人、専門学校・医療短大・大学を卒業して衛生検査技師あるいは臨床検査技師の資格を取った後に所定の教育課程を細胞検査技師養成所に入って履修した人となっています。
試験としては、細胞診のための基礎知識、標本を作成する技術および標本の優劣の判定などについての技術の問題があり、1次試験の場合にはスライドと筆記、2次試験の場合には実技があります。

音楽療法士

音楽を意図的に使用する

音楽療法士というのは、専門に音楽療法を取り扱っている人を言うそうです。
では、音楽療法士というのは、どのような資格で、どのような仕事を行っているのでしょうか?

音楽療法というのは、音楽が持っている心理的、生理的、社会的な働きを利用して、心身の機能の維持改善、障害の回復、生活のレベルの向上などのために、音楽を計画的、意図的に使うことであると言われています。
そして音楽療法士の仕事は、メインに福祉や医療のシーンが多く、精神障害者、認知症の高齢者、脳障害後遺症を交通事故などによって持っている患者、小児まひや脳性まひ、自閉症児者に対して現在行っています。

音楽療法士の仕事内容としては、音楽的プログラムを対象者の状況に応じて組んで、音楽を歌ったり、聞かせたり、体を音楽に合わせて動かしたり、楽器を場合によっては演奏したり、その補助をしたりすることです。
例えば、歌う場合は、肺活量を多くするためや、言葉の新しいものを覚えるためや、記憶力に作用するためプログラムです。

また、楽器の演奏の場合は、手と目の動きや指や手の活動を連動するためのプログラムです。
音楽療法士が、意図的、計画的に採用した音楽的なテンポやハーモニー、リズム、音などの要素を活用して、治療の本来の目的を叶えるためのリハビリのサポートと言えるでしょう。

音楽療法士の資格

音楽療法士というのは、民間の認定資格で、国家資格ではありません。
いくつかの団体が、現在資格を認定しており、主なものとしては音楽療法士1種・2種という全国音楽療法士養成協議会によるものと、認定音楽療法士という日本音楽療法学会によるものがあります。
地方の場合には、認定音楽療法士の県の制度を設定しているところもあります。

音楽療法士1種・2種の場合は、音楽療法士養成講座の認定されたものを持っている短大、大学において、科目の指定されたものを学習し、短大・大学を卒業した人がもらえる認定です。
1種の認定条件は大学卒業、2種の認定条件は短大卒業になっています。
認定条件として、短大卒業・大学卒業というものがあるので、通信教育では認定されません。

一方、認定音楽療法士の場合は、資格が書類審査のオリジナルの認定基準によるものと面接試験に受かった人に与えられます。
また、資格を取った後も、更新の審査が5年ごとにあります。
この更新の審査の場合も、厳しい基準であるため、通信教育では難しいでしょう。

通信教育を、独自に音楽療法士を認めている団体によっては行っているところもあります。
資料をまずは請求して、内容をきちんと確認してから受けるようにしましょう。

音楽療法は、あまり日本においては普及していません。
そのため、常勤の音楽療法士というスタイルでの仕事は相当困難でしょう。