診療放射線技師の免許

技術の進歩に伴って創設された資格

診療放射線技師は、病院や診療所の医療機関で放射線を利用した検査や治療を業務とする仕事で国家資格を有する医療職となります。
医療の現場では放射線の利用に関してもともと医師が行っていましたが放射線診療技術の高度化にともなって、高いレベルでの専門知識や技術を身につけた専門職が必要とされることで診療放射線技師の資格が創設されたことになります。

今までの医師の分野から派生した職域の1つとなりますが、現在では医師自らX線撮影やCTなどの検査を実施することが少なくなり、高度な放射線の検査技術を身につけた診療放射線技師がもっぱら行っていることになります。
そのため現代の医療現場では高度なチーム医療の一員として診療放射線技師は必要不可欠な存在となっています。
この診療放射線技師として働く場合には診療放射線技師の国家試験に合格し、資格を取得しなければなりません。

受験資格をチェック

診療放射線技師の試験を受験するためには受験資格が必要です。
大学への入学資格を持ち、国で指定を受けた学校や診療放射線技師専門の養成所で必要な知識・技能を習得することで受験資格が与えられます。
また、改正法施行の時点で診療X線技師もしくは診療X線技師試験を受けることができた者のうち、学校や養成所で指定の期間勉強し、知識や技能を習得した場合も受験資格を有しているとみなされます。

診療放射線技師の試験は毎年年に1回3月上旬に実施される試験です。
試験の開催場所は限定されており全国8カ所で試験が実施されます。
診療放射線技師は14科目から出題されます。

すべての科目で60%以上取れないと不合格となり、14科目の中で0点が2科目以上あると合格できない試験です。
科目数が多い国家試験ですが合格率は70%を超える合格率となっており合格しやすいレベルの国家試験です。
試験対策でも過去問を中心に勉強することで合格レベルに達することができます。

待遇と今後の需要

診療放射線技師は、診療放射線を行うときにはこちらの資格所有者か医師又は歯科医師が利用できることになります。
そのため現在の医療機関では放射線医療機器を導入する場合には診療放射線技師を必要としていることになります。
医療技術の進歩は目覚ましいため今後も新しい検査機器や技術が導入される傾向です。

これらの検査機器に関しては専門家として扱うことが、今後盛り込まれることになります。
そのためを診療放射線技師の役割は今後も重要視されることになり、検査機器の利用が増加していく傾向と見られます。
また、早期発見をして治療をするためにはこれらの検査機器を利用した検診を受ける人が増加しています。
そのため診療放射線技師の需要は続いていくことになります。

給与面に関しては総合病院などの医療機関に就職することになりますが、一般的なサラリーマンよりも高額な収入が期待できます。
国公立の総合病院では公務員として働くことになるので、福利厚生の面からしても優遇される職業となります。