透析技術認定士の資格

受験ではなく学会での認定が必要

透析技術認定士は、この資格だけを取得することはできない資格です。
高度な専門性を持っている臨床工学技師が関係している学会で認定されることで取得することができる資格となります。

そのため臨床工学技師が行う業務の中でも血液の透析に関する専門知識を持っているスペシャリストとして認定されることで取得できる資格となります。
この認定される認定機関としては透析療法合同専門委員会が認定することになりますが、複数の医学界から選出された人々によって構成されています。

資格取得の前段階

透析技術認定士の資格を取得するためには、認定講習会を受講する必要があります。
この認定講習会を受講するにも受講資格が必要となっており、臨床工学技師および看護師の場合には透析療法の実務経験が2年以上、准看護師の場合には高卒は3年以上の実務経験、中卒の場合には4年以上の実務経験が必要となります。

また、この講習会を受講した人で透析技術認定士を再受験する場合には4年間に限り講習会の受講をしなくても認定試験が受験できます。
この認定講習会を受講した後受験することになりますが、実務経験に関しては常勤だけでアルバイトは認定されないので注意が必要です。
認定講習で行う講義科目は試験科目となっているため認定講習でしっかり勉強することが必要な資格試験となります。

こちらの資格試験は毎年年1回開催されており、講習会が毎年3月中旬に行われて試験は5月中旬から下旬です。
この透析技術認定士の合格率ですが、認定開始初期の段階では合格率が45%から55%となっていましたが、最近の試験では合格率は70%前後と合格率が高くなっています。
そのため最近のこちらの資格の難易度は普通レベルとなっています。

合格率が上昇した理由としては、予想問題集や過去問題集は開始当初に比べて入手しやすい状況となり、合格しやすい環境が整っているのが影響となります。
この資格に関しては更新義務が設けられており、5年ごとに認定更新が必要な資格となります。

この資格の将来性

こちらの資格に関しては、透析治療を行っているクリニック等で働くことができるだけでなく、医療機器会社やメーカーでもこちらの資格を活かした働くことができます。
その他でも治験等を行っている医療機関、研究機関や看護師又は臨床工学技師を育てるための専門学校などが講師を募集していることもあります。

人工透析を必要としている患者は年々増加していると言われています。
そのため透析クリニックが増加しており、必然的にこの資格を取得している事は転職などで優遇されやすい状況と言えます。
今後は必要とされる人材となり、給与面でも優遇されることになるでしょう。

こちらの資格を取得していることでどのような勤務体系で働くかにより給与が変動することになりますが、臨床工学技師又は看護師として医療機関で働くのが一般的です。
この職業に上乗せして手当てが加算されることになり、病院機関に関してはこちらの資格を取得することを推奨していれば受験料や受講料負担してくれる医療機関があります。